一保堂茶舗 喫茶「嘉木」30周年特別菓子
一保堂茶舗 喫茶「嘉木」30周年特別菓子
1717年(享保2年)創業。
京都の老舗 一保堂茶舗様からのご依頼で、
2025年 、一保堂茶舗京都本店喫茶「嘉木」の30周年にあたり、3月7日から10日までの4日間のみ限定で「嘉木」にてお召し上がりいただける上生菓子を製作致しました。
上生菓子の定番「きんとん」・「上用」ではなく、色彩も「紅」・「白」は使用せずにと、
またこれまでの30年間「続ける」、この先の未来へも「続ける」、
との想いも合わせた上生菓子を、とご要望頂きました。
「続ける」ことへの感謝と決意に感銘を受け、熟考に熟考を重ね・・・。
最終的には笹屋守栄が一保堂茶舗様へ変わらず「想い続ける」イメージを2種の上生菓子で表現しました。
菓銘「輝」(かがやき)
一保堂茶舗様に一歩踏み入れた瞬間から全てが「輝」いて見え、
今もその「輝」を変わることなく「続ける」。
白地に一保堂茶舗様を表す「緑」、光を表す「黄」、高貴な「紫」、輝き続ける「金」「銀」。
様々な「輝」を表現しました。
竹炭で力強く描いた途切れる事のない一本の「一」。
一保堂茶舗様の「一」。
30年続けてこられた道のりを表した「一」。
今後も続いていく未来への道のりを表した「一」。
枝に見せ、花が咲いているかのように表した「一」。
竹炭で描いた一本の「一」に色々な想いを詰め込んだ渾身の一品。
全身全霊を掛け製作した「輝」。
改めて日々精進する事を決意させられる。