堂本印象美術館推奨菓子
特製羊羮『天の川』
NHK 国際放送 「Core Kyoto」堂本印象〜脈うつ革新のこころ〜
の番組内にて堂本印象画伯の作品からイメージして羊羮を製作いたしました。
堂本印象美術館 応接室壁画「美しい星座」(非公開)堂本印象が星座をイメージして描いた壁画作品。
このほか、美術館の外装や館内装飾など印象自身のデザインがいたるところに見られる。
壁画の青・紫の流れるような曲線で「天の川」を。
その上から、先端を金色に染めた長短様々な木の杭を、様々な角度に打ち込む。
それにより圧倒的な存在感、突き抜けるような力強さが生まれ、何より様々な「星座」・「天の川」のイメージが膨らむ。
羊羮の一層目の透明な部分の上下に金粉をふることにより木の杭を、
二層目の卵白を使用した白・青・紫色の部分で「天の川」を、
三層目の粒餡を使用した羊羮の断面で、木版に描いた荒々しさと武骨さを表現。
特製羊羮『風神』
1961年5月
イタリア、トリノ芸術家協会主宰
イタリア統一百年祭の記念行事とし個展を開催。
六曲屏風による『風神』を出品。
金地に、黒・白で勢いのある「風」を表しているかのような、紅・朱で力強い「エネルギー」を発しているかのような、強さと柔らかさ、様々な「風」を体現出来る。新たな「風神」を羊羮で表現。
特選羊羮『蒔絵飾扉』
JR東海・京都府立堂本印象美術館からご依頼をいただき、
堂本印象画伯の実兄 堂本漆軒先生の作品「蒔絵飾扉」からイメージした羊羮を製作いたしました。
1937年、日本政府の方針を受け大阪商船は世界一周航路用豪華貨客船「あるぜんちな丸」の建造を行う。 日本文化を世界に示すという国の威信をかけて造られ、特に一等食堂は建築家 村野藤吾が設計、施工には宮崎平七が、 堂本漆軒はサイドボードの扉の蒔絵装飾の依嘱を受けつくられた贅沢な作品。 (三菱重工業株式会社 長崎造船所史料館蔵)
『交響』
京都府立堂本印象美術館からご依頼をいただき、
堂本印象画伯の代表作のひとつでもある『交響』からイメージした生菓子を製作いたしました。
「絵の中に私の交響曲を表現したい」という堂本印象画伯の言葉。
他を圧倒するような存在感のある力強い墨線。その力強さの中にも、線の濃淡・効果的金色により可憐さと優しさ・暖かさを感じさせる。
黒餡をベースにした「こなし」で力強さを。白餡をベースにした「こなし」で濃淡を。
二種を重ねることにより、深く、奥行きのある三次元的空間を創り出し、ちりばめた金粉のアクセントで優しさと暖かさを表現。
(三輪晃久先生に監修して頂きました。)
山口華楊特別菓子
京都府立堂本印象美術館からご依頼をいただき、山口華楊【いのちに心をよせて】の特別企画展開催にともない、
「虎」・「凝視」からイメージした焼菓子と「猿猴」からイメージした羊羮を製作いたしました。
しなやかで屈強な姿を表した「虎」。
威風堂々たる百獣の王‘’ライオン”の鋭く逞しい顔が印象的な「凝視」。祇園祭の山鉾(芦刈山)の掛装品の原画にも。
このためだけに焼印をデザインし製作。
世界に一つだけ。
展覧会初出品となる「猿猴」。
愛らしく並ぶ姿に色々想像を膨らませながら羊羮に…。
作品の持つ優しさと美学的空間に感銘。
小野竹喬特別菓子
京都府立堂本印象美術館からご依頼をいただき、特別企画展「小野竹喬・春男ー父と息子の切ない物語」の開催にともない、小野竹喬作「夕茜」・「朝空」からイメージした羊羮を製作いたしました。
柔らかな色調の風景画で知られる小野竹喬。
日本の自然を穏やかに見つめ、明るく澄んだ色彩によって情緒豊かな風景を描き、戦後には雲や樹の間に見える「空」を多く描いた。
今回の特製羊羮では、何層にも色を重ねる事により樹の向こうに広がる「空」を表現いたしました。
「夕茜」
「朝空」
高知県・五台山 竹林寺特別菓子
京都府立堂本印象美術館からご依頼をいただき、 堂本印象「驚異のクリエイションパワー」の開催にともない、1963年に描かれた高知県・五台山竹林寺の襖絵「風神」・「雷神」からイメージした羊羮を製作いたしました。
堂本印象は、第一回帝展で初入選して以来、約60年にわたる画業において常に日本画の枠を超えた表現に挑戦し続け、 五台山竹林寺の完全な抽象表現で彩られた豪快な襖絵は、日本の障壁画史においても画期的な作品であります。
「風神」
「雷神」
川端龍子特別菓子
京都府立堂本印象美術館からご依頼をいただき、特別企画展「堂本印象美術館に川端龍子がやってくる」の開催にともない、 川端龍子連作「大陸策」の第三作「香炉峰」からイメージした羊羮を製作いたしました。
香炉峰の山容と、透視的に扱われた軍用機がキャンパスいっぱいに描かれた本作。
壮大でダイナミックながらも軍用機が軽やかに空を舞う作品は、川端龍子画伯が得意とする意表を突いたもの。
羊羮の一層目の透明な部分に型抜きした軍用機を浮かばす事により「軽やか」さを、
二層目に広がる壮大な香炉峰の山容には、京都の老舗 一保堂茶舗のお抹茶で色付けする事により深みのある「緑」を表現する事が可能に、
三層目の「緑」の羊羮で壮大な大地を表現。
一層目に浮かばした軍用機の「型」は、この羊羮のためだけにドイツから取り寄せたもの。
宮井株式会社特別菓子
京都府立堂本印象美術館からご依頼をいただき、特別企画展「包む
明治30年創業、京都のふろしき・袱紗問屋 宮井株式会社。
昭和27年に堂本印象画伯に依頼した「ふろしき」の原画を始め、
絵画とは異なる表情をもつ「ふろしき」を、透明感のある羊羮で表